先輩の有り難さが後で分かった

M銀行M支店の新築現場は、K主任とO先輩と私の3人が担当でした。

K主任はいつも朝10時から11時頃のご出勤です。

来るとすぐ、ミーティングと称してお説教です。

夕方も[おい!今日はミーティングをするぞ!]と言ったら、[酒]や[スルメ]などのツマミを調達したり、近所のラーメン屋さんに出前をしてもらったりして、現場事務所で一杯やりながらK主任の話を聞きました。今でも憶えています。K主任の名文句[落つれば同じ谷川の水・・・こんな時の呑み食いの費用はすべて主任持ちでした

(・・・このようにK主任にして頂いたので後年、私に部下が出来たとき、私の財布はいつもピーピーになりました。(>_<) 母が見かねて[靴を買いなさい]とくれたお金がすぐに何回も飲み代に消えていきました。m(_ _)m)

 朝は朝食を早く済ませ、O先輩よりも一足早く出て、現場には先に行くようにしていました。O先輩に負けたくないので、がむしゃらに頑張りました。

工事もだいぶ進み仕上げ段階になった頃、新しい現場がでたとの事でO先輩はその現場に行ってしまいました。

居なくなって分かりました。(^_^;) 

あれも、これも全部O先輩が段取りしていてくれたんだな~と・・・。その時初めて先輩の偉さ、有り難さが分かりました。m(_ _)m